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元気なのに実は進行中!? 甲状腺の病気とは

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ムシムシした日が続きますが、ネコちゃんは元気にしていますか? 梅雨時期は体調を崩す子も多いので、いつも以上に飼い主さんが気をつけてあげたい季節でもあります。
ネコちゃんの様子を見ていて、「最近水を飲む量が増えた」「食欲が増したのに、なぜか体重は減っている」などといったことはありませんか? ひょっとすると、「甲状腺機能亢進症」かもしれません。この病気は、甲状腺のホルモンの過剰によって起こるものですが、甲状腺ホルモンは体のほとんどの組織に作用し、代謝を盛んにする働きがあります。このため、「食欲が増えて活発になる」など、一見いたって元気に見えるのですが、実は体内では病気が進行していることもあるというのがやっかいなところです。

猫種や性別に関係なく、10歳を過ぎた猫に発生することが多いのも特徴です。ほかにも、「落ち着きがなくなる」「目がギラギラしている」「呼吸が速い」といった症状があり、原因としては、甲状腺の過形成、甲状腺腫瘍、甲状腺ホルモン薬の過剰投与などがあります。

診断の方法としては、血液中の甲状腺のホルモンの量を測定し、ホルモンが異常に上昇していることで診断します。この病気は、治療を行わなければ命に関わります。 治療を行えば完治、もしくはいい状態で症状をコントロールをすることができますので、日頃からネコちゃんの様子をよく観察することが大切です。

ネコちゃんは病気を隠す動物なので症状が現れた時にはすでに病気が進行している場合があります。前とちょっと違うかもと違和感を覚えたら、すぐに診察へ連れて来られることをおすすめします。

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